新日曜美術館

昔のテレビですが、まあいいや。
NHKで日曜の朝にやっている、新日曜美術館。時々見ています。
ただ、そんなに美術館とか行ったりしてるわけではないです。

まあ、根がひねくれ者なので、巨匠とか言われている人の作品とかが
賞賛されてると最初に「どこがいいんだぁ」という思いが沸いてしまうんですが。

それでも、例えばピカソとか、いろいろ言われつつ世界的に知られる人の作品を、
数枚の絵しか見ずに、「わけわからん」と言うのはさすがに失礼だろうと
いうことで、近くで催し物があるときは、たまに見に行ったりして、
たしかに面白い人だという事が、すこしは、わかったり、
でも、人生の苦悩はいいんだけど、何だ、芸術家は浮気OKみたいな風潮は?
なぜ誰も突っ込まない、とか思ってみたり。

前置きが長くなってしまった。

今日の新日曜美術館、もともとは、ヨーロッパで行われた建築家ための展示会
「第9回ベネチア・ビエンナーレ建築展」の日本館の展示についてでした。

内容は「OTAKU=個人の趣味」がいかにして秋葉原の都市景観を変えたかという建築家
の発想で作られた展示だったんですが、本物のオタクの部屋のミニチュア
(当然オタクにも、それぞれ趣味・趣向・個性があるため、何人分もある)
を完全に再現したり、「オタクの街」自体(レンタルショーケースの店の中とか)を
完全に会場に再現して展示したり、秋葉原自体の完全ミニチュアがあったりと、
この試みが芸術家たちの間でも一大センセーションを巻き起こしたとして紹介されてました。

たしかに、オタクといわれる人たちの情熱と購買力は、すごいものがあるからねぇ。
自分の知ってる電気街は、違う街にすっかり変わってたし。

これを、いつもの司会(はな, 山根基世の両名)とゲストが、いつもの美術番組として
の観点で語っているんあたりが、なんだかとても斬新でした。
(最初は、違う番組みてるのかと思ってしまった。)